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(エヴァ小説)Love is beautiful.第一話:4月~始まりは受難色②~

Love is beautiful.
第一話:4月~始まりは受難色②~

次の日

「ごめん、シンジ」

「ほんまスマン、シンジ。」

朝、僕のうちにやって来て土下座して謝る二人がいた。

勿論、トウジとケンスケ。

どうやら悪い事をしたという気持ちはあるようだ。

「もういいんだよ、ケンスケ、トウジ。もう僕の恋は終わったんだ。だからもういいんだ。」

「「シ、シンジ。」」

二人は同時にそう言うと、僕に抱きついてきた。

朝からそれは鬱陶しかったけど、それを拒絶する気は起きなかった。

-学校-

「ねぇ、あのさ。」

「昨日ね、碇君、、あっ。」

今日はトウジとケンスケと三人で学校に来たが、どうも陰口が多く聞こえる。

僕はすぐにその理由というものが分からなかったけれど、段々分かってきた。

そう、どう考えても昨日の事だ、それ以外には考えられない。

「シンジ、これから嫌な事言われるかもしれへん、そん時は俺に言えよ。」

「俺にもな。今回の事は反省してる。ごめん。」

「もういいってば。」

教室に入ると、多くの人がトウジやケンスケを押しのけて僕の方にやって来た。

「シンジ君だよね?レイちゃんの事本気だったの?」

「お前、あんな大観衆で告白したなんて、すげぇ度胸のある奴だったんだな。」

「碇君って、可愛いのにね。なんでふったんだろ?」

何か、僕の知らない人まで輪になって質問しているが。

正直昨日の事は忘れた、、と思ってる。

もう清算したんだ、自分の中では。

「おい、お前ら、シンジが困ってるやないか。」

「あ、え、あ、ごめんね。」

「悪いな。」

「ごみん。」

僕に群がっていた人たちは、皆おのおの離れていった。

「ト、トウジ?」

「悪いのは俺達だしさ、せめて少しはお前の事守んなきゃな。」

「ほんとバカだな、トウジもケンスケも。」

「うっせいわい。」

-昼休み-

トウジは洞木と、ケンスケは用事があるとかでどっかに行ってしまった。

教室には僕が残され、

当然のごとく、周囲からの質問攻めにあっていた。

「ねぇ、シンジ君。レイちゃんに告白したんでしょ?どこがいいの?」

「ええっと…」

「ねぇ、シンジ君。」

「ええ…。」

「もしかしてやっぱり見た目?レイちゃん可愛いからね。」

僕は綾波の事は好きだけど、見た目で好きになったわけではない。

綾波の事を好きになったのは、僕に持ってないものをたくさん持ってるから。

明るくて、人当たりもいいし、スポーツが出来て。

残念だけど、僕はどれも持ってない。

「ち、ち…。」

「ねぇ、ちょっとあなたたちなにやってんの?」

「えっ?」

突然後ろから声が聞こえてきた、その声はどう考えてもあの人の声だった。

「碇君の事はもういいでしょ?あんまり聞いたら可愛そうでしょ?」

「んまぁ、そうだけど。」

「ああ、碇君。昨日はごめんね。ちょっと酷い事言っちゃったかもしれない。」

「えっ、い、いいんだよ。そんなに気にしなくても。」

正直、なんだか余計悲しくなってくる。

もう終わったんだから、僕に構わないでくれよ。

「うーーん、何かこのままっていうのもいやだな。あっ、そうだ。友達になろうよ!!」

「と、友達?」

友達?綾波と友達??

「うん。碇君の事、正直全然知らなかったんだよね~。昨日初めて分かったくらいだし。」

「そ、そうだよね。」

「だからさ、まずは友達!!皆に碇君の事聞いたけど、悪いっていう人はいなかったもん。」

「そ、そうなの?」

僕の印象ってそんなに悪くないんだ。

少し嬉しいな。

「そうだよ♪だから友達。んじゃあ、よろしくね☆」

「う、うん。」

こうして僕と綾波は友達になった。

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